TDK社から1.8"/SATA接続のSSD「HS1シリーズ」が発表、出荷開始されています。出荷開始とは言っても,まだまだ組み込み用途の方が多い現状では,市場に出回る事も少ないと思いますが。形状は,2.5"/3.5"系のHDDに採用されたモノとは違った,μSATAと言う仕様になっています。一見すると,PCカードの一方の端に小型のSATAと電源端子がついているかの様です。新規に自社開発したコントローラとNAND型SLCの採用により,読み込み時100MB/Sec、書き込み時50MB/Secと言う速度を実現すると同時に,128bitAES暗号化の機能を有しており,情報の漏洩を可能な限り防ぐ様になっています。市場では120MB/Secクラスの製品も出荷されている中,100MB/Secクラスの製品を持ち込んだのは暗号化と言うメリットと,コード/デコードに要するタイムラグを考慮した結果でしょうか?
とは言え,基本的な機能としてのエラー訂正や電力管理による低消費電力化が計られています。用意される容量は16/32/64GBの計3機種, サンプル価格はそれぞれ9万円/15万円/20万円となっています。月産1万台を予定していると言う事は,既にこれだけの需要があると言う事で,何らかの組み込み器に採用される事になりそうです。
新型MacBookAirに組み込まれるとか,次のiPhoneに組み込まれたりすると,時期的にはおもしろいのですが。
参照:SATA Solid State Drive HS1シリーズ(16GB/32GB/64GB)
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