ソニーからウォークマンの最上位機種として、NW-X1000シリーズ2機種が発表されています。内蔵フラッシュメモリの容量で区別される2機種は、32GB内蔵のNW-X1060と16GB内蔵のNW-X1050になります。主な特徴としてはフルデジタル処理になったサウンド系により、アンプやノイズキャンセル処理もデジタル処理化されています。また、3”ワイドディスプレイには、PSPと同じ解像度(432×240ドット)の有機ELディスプレイが採用され、省電力化の一役を担っています。もしかすると、噂されていたPSP2の初期の仕様の一部は、これが元になっているのかもしれません。ユーザーインターフェースはタッチパネルが採用されており、無線LAN(IEEE802.11b/g)への対応とインターネットブラウザの搭載などは、この機種がiPod touchの対抗機種である事を示しています。また、ワンセグTV及びFMラジオの搭載も、携帯電話やPSPへの対抗上は必要な機能であった事でしょう。特筆すべきは、幅広いフォーマットへの対応で、著作権保護されたデータは別にしても、サウンドではMP3/HE-AAC/WMA/Linear-PCM/ATRAC/ATRAC Advanced Lossless/AAC、ムービーではAVC(H.264/AVC)/MPEG-4/WMVに対応しています。ソニーではMPEG4への対応はかなり早い時点で行なっていましたが、こうしてみると、やはりiPod touchが念頭にあった事は否定しようがありません。ただ、データ関係はドラッグ&ドロップでコピーするだけの手軽さなので、この点でもiPod touchよりも優れている(現実に即している?)と言えるでしょう。その代わりに、著作権保護された楽曲への対応をあきらめた形になっていますが。対応OSはWindowsXP/Vistaのみとなっていますが、QuickTime7.2が必要になります。また、ドラッグ&ドロップのみでデータ転送できるので、MacOSX等でも利用可能ではないかと思われます。店頭予想価格はNW-X1060が5万円前後、NW-X1050が4万円前後となっています。
参照:“ウォークマン”NW-X1000シリーズ
2 件のコメント:
マック用USBドライバがないのでは話になりませんしソニーはそういうのは作りません、使いたければWIN機(できればバイオ)買えって企業ですよ。
PSPの場合は当時ME、98も普通に使われていたけど対応はしていなかったしドライバも出してくれませんでした。
従来のソニーの戦略では、ウォークマンはMac非サポートで、ある意味、自社製品を販売するには当たり前の戦略です。具体的に言えば、著作権保護機能を有したSonicStageがなければWindows環境でも使えないと言う代物でした。iTunesがなければiPodが使えないのと同じ事です。ところが、このXシリーズに関してはSonicStageを使用する事なく、ウォークマン側にドラッグ&ドロップでデータコピーできる事が売りの一つになっています。その代わりに、著作権保護されているデータには非対応となった訳ですが。まぁ、USBマスストレージクラスに対応していれば、そのまま利用は可能なはずですよ。
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