結局は,デジカメに押された結果だと思います。KODAK社は、銀塩フィルムの1ブランドであったKODACHROMEフィルムの生産を年内で終了する事を発表しています。これにより、74年もの永きにわたって使い続けられて来たコダクロームフィルムは,なくなる事が確定した訳です。既に同社のフィルム事業の売り上げの1%にまで落ち込んでいたそうなので,無理にこれ以上の存続を図るよりも他のフィルム事業に集中させるべきと言う判断が下ったのでしょう。むしろ,デジカメの普及に伴って,銀塩フィルム事業の再編を図るにあたり,売り上げが落ち込んでいたコダクロームフィルムを切り捨てたと言った方が良いのかもしれません。銀塩フィルムを生産している各社も,いつ同様の状況になるかは分からず,永きにわたって親しまれて来たフィルムブランドが消えて行くと言う事態を、今後も見る事になるだろうと思います。
参照:Kodak Retires KODACHROME Film
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