先日、ピコプロジェクタとしてレーザ光源の製品を紹介しましたが、その真逆の巨大プロジェクタ用の光源が発表されています。米国SONYから、大画面用プロジェクタで使用する、レーザープロジェクタ用光源モジュールを開発したと発表がありました。おそらく映画館等で使用されている業務用の2K/4Kシステム用に使用されると考えられ、高輝度とシャープな画面が実現されると考えられます。従来は、反射/透過型液晶が採用されていたため、どうしても明るさと画面のシャープさの点で不利であったのは事実です。レーザ方式が採用されることで、この2点が改善されることが期待されています。劇場用のプロジェクタだけではなく、明るさ1000ルーメンのホームシアター、10000ルーメンの巨大プロジェクタ等にも使用が可能な様です。出力は赤10W、緑6W、青5Wで、計21Wになります。レーザのエネルギー変換効率は15%から22%程で、平均すると18%という高効率を実現しています。RとBに関しては、新規に半導体レーザダイオードが開発され、Gには小型/高出力のSHG半導体レーザが採用されています。米国SONYではこの技術をSony Manufacturing Systems Corporation に移転して、2010年後半以降に商業用サンプルを出荷する予定です。
SMSって、旧ソニー・マグネスケールと旧マックス精機が紆余曲折の末に合併した会社で、つい最近、計測機器部門が森精機に売却されちゃったとこですよね。それに変わる製品として、この光源を用いた商業製品の開発/販売を行なうのでしょうか?
参照:Highly Efficient RGB Laser Light Source Module for Large Screen Projectors
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