ヤマハ社から超薄型のTLFスピーカーと専用アンプが発表されています。厚手の紙を思わせる様な、わずか1.5mm厚の薄型スピーカーはA0/B1サイズの静電スピーカーで、全面からサウンドを出力します。いや、このサイズはスピーカーのサイズと言うレベルではないので、ポスターサイズと言った方がいいのかもしれません。実際、ポスター等に偽装した形で使用されるでしょうし。全面からサウンドが出力されると言う事で、いわば面音源として機能するため、音の到達距離が長いと言う点が従来のスピーカーと違うところです。逆に、従来の点音源としてのスピーカーに比べると、音場の広がりと言う点では一歩退くのかもしれません。もちろん、出力の点でも。ただし、会場内のそこかしこに配置されたポスターから、狭い範囲にサウンドを流すと言うのは、確かにイベント等の会場内での宣伝としては有効な手段に思えます。商品化もそう言う方向で動いている様で、サウンドサイネージュとして販促EXPOで展示される様です。実際の製品はサンプル出荷が10月上旬、販売は12月が予定されています。
ヲタクな発想からすると、ポスターがいきなり話しかけてきたかの様に見せる事ができるのならば、かなり面白いと思うんですけれど。
参照:『サウンドサイネージ』用途に最適なTLFスピーカー
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