ビデオカメラのぶれを防ぎ、本体の姿勢を安定させるための手法としてステディカムというのがあります。以前に、iPhoneに対応した製品もありまして、ここでも紹介した事があります。ただし、その方式上、どうしても大型になりがちで、取り回しが大変というデメリットもありました。KickStarterで紹介しているStabil-iは、これをiPhoneのケースサイズにまで縮小したものになります。下側にあるごつい形状のものがカウンターウェイトになり、これがぶれを防ぐ重要な要素になります。この商品では、大型化しがちだったステディカムを小型化したのみならず、携帯電話のケースサイズに折り畳む事ができるようにした事が、大きな特徴になっています。現在、この機構に付いては特許出願中だそうで。iPhone4Sには電子的手ぶれ防止機構が組み込まれていますが、Stabil-iの併用によって画質や安定性の向上が見込まれます。iPhone4にはこの機能がなく、使用による効果はiPhone4Sよりも上になります。現在は目標金額の1/8程度の資金調達状況となっていますが、9月頭までが期限として切られていますので、まだ時間があるような感じではあります。後は、これを使用するヘビーなユーザがどれだけいるかという事でしょう。スマホをカムコーダ代わりにするユーザは少なくないでしょうが、このようなケースを使用するほどのユーザがどれだけイルカは別問題ですから。とは言え、スマホで撮影した素材を使用して、HDTVクラスの映画を作成する事も可能にはなる訳で、そういう方面の需要はありそうです。
参照:Stabil-i Case - Shake Free Video for iPhone
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