月曜日, 3月 17, 2014

【古河電工】光ファイバーで給電するカメラ

古河電工から、光ファイバーによる給電を可能にしたカメラシステムが発表されています。従来は光ファイバーによる電力供給はできないとされていましたが、それは大電力を送る事ができないと言う意味であって、光から電力への変換ができないと言う意味ではありません。逆に言えば、低電力で稼働するデバイスであれば、光ファイバーだけで接続しても稼働させる事は可能な訳です。古河電工で開発したシステムは、給電用の光ファイバーと映像信号伝送用の光ファイバーを用いており、低消費電力のカメラを駆動する様になっています。供給可能な電力は75mW、送電距離は最大10kmとなっています。カメラは駆動できますが、補助用の光源まで給電するのは難しい様です。光ファイバー2本で済むので、遠隔地の監視等の配線を減らさなければならないところへの設置が容易になります。そのため、主として防災用監視カメラとしての利用が想定されているようです。これで、あらかじめ災害等の監視ができれば、避難誘導も早めに行える様になり、被害も減らす事ができそうです。一般市民の監視等の妙な目的に使われなければいいのですが。
参照:光給電カメラの製品化に世界で初めて成功

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