メッサーシュミット社の三輪車KR200を覚えている方も未だ未だ少なくないかと思います。あるいは、TV版初代シリーズの第二話「魔術師と呼ばれた男」の白乾児の愛車として覚えている方も多いかと思います。元の車は1964年に業績悪化の為に生産を終了しましたが、それから52年を経た現代に、それを復活させようと言う動きがあります。もちろんというか、残念ながらと言うか、自動車としてと言う意味では無く、電動アシストチャリとしての様ですけれど。元々が三輪車で、後輪はチェーン駆動だった事もあり、さほど違和感もないんじゃないかと思います。Veloschmitt社が現代に復元させようとしているのはKR200をベースにした三輪車「KR e-250」で、現在は単座式のみ。将来的には複座式を目指す様です。多分、元の車がそうであった様に、複座式の場合にはホイールベースを伸ばして、前後にシートを並べたタンデム二座式になるんじゃないかと。F-1の様に上から乗るのでは無く、サイドドアを上に跳ね上げる方式。それで、初めてKR200の再現と言える訳です。モーター出力は250Wで、36V/10Ahのリチウムリン酸鉄系のバッテリを搭載します。最大速度は30km/hとの事で、あまり高速とは言えませんが、コミューターとしては受分でしょう。今の時代に、今の技術で再現した、過去のデザイン。時代の用途にもあった、何ともいい感じの車です。
参照:Veloschmitt
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