Boom Technology社から、超音速実験機「XB-1」のロールアウトが発表されています。コンコルドの主翼によく似た三角翼機で、なだらかな曲線を描いています。ミラージュ戦闘機などのような角ばった主翼でないところが民間機らしいといえばらしいです。複座とはいえ、実験機には珍しいJ85-15の3発機。左右の主翼下と、垂直尾翼前に空気取り入れ口が配置されています。実験機だからしょうがないのかもしれませんが、コックピット周りも狭そうで、お世辞にもパイロットから外が見やすいとは言えないようです。本来は、同社が開発する予定の超音速旅客機の実証機として開発された機体で、年内には地上での検証が始められ、来年には初飛行が始められる予定です。最大速度としてはマッハ2.2を目指すとしています。現状、超音速旅客機そのものが存在していませんので、実現すればコンコルドに次ぐ実用超音速旅客機ということになります。このXBー1のロールアウトイベントでの見せ方ですが、どこかで見たような気がしていました。元々がコンコルドのデザインに近いという話もありますが、黒いバックから浮かび上がる鼻っ面の長い白い機体。ヲタク世代としては「シルバー仮面」「シルバー仮面ジャイアント」で、格納庫の中に眠る光子ロケットのイメージが重なって、異様にカッチョ良く見えました。
参照:Boom Technology
0 件のコメント:
コメントを投稿