ハンディカムとは言っても、現状では世界最小最軽量といううたい文句の製品は見逃せません。『HDR-TG1』は、ソニーにしては珍しい縦型のハンディカムで、1080i方式HDビデオカメラレコーダーとしては世界最小最軽量の製品となります。サイズは、モニタを閉じた状態で32mm(W)×119mm(H)×63mm(D)、撮影時重量はわずかに300g。外観からお分かりの通り、これはメモリスティックに記録するタイプの製品で、軽量化の影にはメカニカルな部分が取り除かれた事も寄与しています。デジ眼のαシリーズで採用されている技術が応用されており、撮像素子にはExmorによるノイズ低減、画像処理にはBIONZ、10倍ズームの光学系と1/5”クリアビットCMOSセンサ(263万画素)がこれを支えます。小生意気にも、電子式の手ぶれ補正や、動画/静止画での顔検出機能までついていますので、楽に撮影できるのではないかと思います。標準で8GBのメモリスティックProDuoが付属しますので、撮影時間は最低画質のLPモードで約3時間、最高画質のFHモードで約55分となります。16GBのメモリスティックProDuoを使用すれば、単純に倍の時間で録画できます。チタンボディが採用されているので、強度的に強いのも魅力の一つでしょう。
とはいえ、最大の問題は記録メディアであるメモリスティック。これの大容量モデルはなかなか価格が下がらないのが現状です。ランニングコストは意外と高いのかもしれません。市場予想価格は13万円前後としています。
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