水曜日, 3月 04, 2009

新型MacPro

もちろん、デスクトップ機の上位機種であるMacProも更新されています。こちらは、クアッドコア(4コア)とオクタコア(8コア)モデルが発表されています。共通仕様としては、SATA接続のハードディスクベイが4基で、光学ドライブはDVD±R DL対応のスーパードライブ。DVD±R時で、最大18倍速書き込みが可能です。また、光学ドライブベイは、前機種同様に2基用意されているので、空いているドライブベイにもう1台を内蔵する事ができます。グラフィックは標準でnVidiaのGeForce GT120/512MB VRAMを搭載し、オプションでATIのRADEON HD4870/512MB VRAMが用意されます。ともに、ビデオ出力はデュアルリンクDVIとminiDisplayPortが各1基ずつ。GigabitEthernet対応の有線LANとBlueTooth2.1+EDRが内蔵されますが、IEEE802.11n対応のAirMacカードはオプション装備です。おそらく、あとから取り付けキットが投入される事と思われます。周辺機器との接続はFireWire800が前後に2基ずつ、USB2.0ポートがフロントに2基、背面に3基になります。クアッドコアのCPUはNehalem Xeon3500が使用され、2.66/2.93GHzが用意されます。オクタコアはクアッドコアのNehalem Xeon 5500が2基搭載されており、動作クロックは2.26/2.66/2.93GHz。L3キャッシュは共通で8MB。数字の上では、最大動作クロック3.06GHzのCore2Duo搭載のiMacに劣りますが、デュアルコアとクアッドコアの違いとTurbo Boostダイナミックパフォーマンスによる高速化で、動作速度そのものは高速化されます。注意が必要なのはメモリ。Nehalemプロセッサのメモリコントローラは、いわゆるnorthチップに集中的に搭載されているのではなく、CPU側に統合されているため、各CPUごとにメモリが管理されています。MacProでは各プロセッサごとに4基のメモリスロットが用意されており、クアッドコアモデルで使用可能なのは4スロット、オクタコアが4+4スロットになります。ロジックボード上に空きメモりスロットがあっても、それは使えない可能性がありますので、注意が必要です。標準では各スロットのうち3基ずつに1GBのDDR3メモリが搭載されているため、空きスロットはプロセッサごとに1基になります。アップルストアでの販売価格は、2.66GHzクアッドコアモデルの標準構成が278,800円、2.26GHzオクタコアモデルの標準構成は358,800円になります。
参照:Mac Pro

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