土曜日, 5月 15, 2010

PhantomRayデビュー

ボーイング社から、無人航空機システム(unmanned airborne system :UAS)のPhantom Rayが発表されています。まるでB-2爆撃機を小型にしたかの様なデザインは、全幅15m/全長11m弱と意外と大きな機体になります。X-47BペガサスあるいはRQ-170センチネル等に近いデザインです。人が搭乗しない事を前提とした無人航空機システムで、高度な技術開発のためのテストベッドとしての機能を提供します。高度な技術という曖昧な表現には、敵の監視と偵察という無人偵察機にはありがちな技術の他に、敵防空能力の漸減、電子的攻撃能力、自律空中給油等が含まれています。搭乗者の疲労を伴わない無人航空システムに於いて、自律空中給油は事実上の無制限の行動時間を意味し、監視/偵察任務には必須のものになるでしょう。重要なのは、この機体が物理的な攻撃手段の研究開発に用いられると言うこと。既に、複数の無人ステルス攻撃機は実用化されていますが、より破壊力の高い攻撃能力を含めた開発になろうとされています。人的損害が少なく、ローコストで済む無人攻撃システムは、中東等の対テロ戦で求められていると聞きます。
これを見て、星野之宣先生の「サージャント」を思い出してしまいましたよ。






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