RunCore社の軍用あるいはカスタマイズ用のSSD「RunCore InVincible V 2.5'' SATA SSD」が結構ひどいです。ま、まぁ、基本製の方はSATA/3Gbps対応の製品で、仕様上の最大転送速度はリード時250MB/Sec、ライト時で230MB/Secと、3Gbps対応製品としては割りと高速ではありますが、特筆すべき点のないSSDと言えます。重要なのは、画面上に見えている二つのボタン。動画をみていただくとわかりますが、この二つのボタンはまったく違う動作ですが、いずれも一瞬でデータを破壊するという自爆ボタンです。グリーンはインテリジェントデストラクションボタンと呼ばれ、ランダムなデータを書き込む事で情報の漏出を防ぎます。ご存知の通り、SSDは情報の保持を電気的な方法に頼っているので、元々ハードディスクよりもデータの復旧が難しいのですが、それをさらに難しくする訳です。赤いボタンは、データ漏洩の最終防衛ラインとも言えるフィジカルデストラクションボタン。その名の通り、チップを物理的に破壊します。別に火薬等は含まれていないと思うのですが、チップのパッケージングそのものに亀裂が入っており、チップそのものに対する物理的なアクセスを防いでくれます。さすがは軍用という事でしょうが、この処理のためにはこのボタンを押さなければならず、外に出す事が難しいので、使用時にはケースを開けなければならんと言うめんどくささがつきまといます。容量はMLCモデルで16GB/32GB/64GB/128GB/256GB/512GB、SLCで16GB/32GB/64GB/128GB/256GBが用意されます。
参照:RunCore InVincible V 2.5'' SATA SSD
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