フランスはグルノーブル工科大学の研究グループによって、無線LANの信号を遮断する壁紙が開発されたそうです。壁紙とは言っても、デスクトップに貼付ける画像ではなく、一般家庭の壁に貼付ける方の本来の意味の壁紙の事でやんすよ、旦那。銀の結晶を埋め込み、雪の結晶の様な模様にした壁紙は、無線LANで使用される周波数帯を遮断する事ができます。もちろん、無線LANのSSIDの隠匿、通信の暗号化によって、情報の流出等を防ぐ事はできますが、そもそも電波を遮断する事ができれば相手に気取られる事自体がなくなりますので、流出の可能性は極端に低くなります。で、この電波遮断の壁紙を使えばってことになる訳ですが、まぁ、電波というやつは波の様に伝搬していく訳でして、本当にやろうとすると壁だけではなく、天井から床までこの壁紙で覆わなければなりません。端に壁だけだと、覆っていない部分から電波が漏れるので、効果はそれほどないんじゃないかと。また、その周波数だけを遮断する事はできないので、その前後の周波数も遮断する事になり、実際には使いづらい製品かも知れません。今時は携帯電話の電波を遮断された日にゃ、連絡も取れないですし。一応、販売予定価格は一般的な壁紙の平均的な価格並みという事で、2013年の早い時期に販売が予定されています。
参照:Un papier peint pour protéger son Wi-Fi (French)
参照:同社はWi-Fiを保護するために壁紙 (Google翻訳)
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