その昔、Lモードというのがありまして、NTTがiモードを固定電話に持ち込んだ様な製品だったんですが、全く受けませんでした。その悲劇の反省に立っているのかどうかという電話機「VS-HSP200S」がパナソニックから販売されています。別の見方をすれば、タブレット端末を家庭用電話機と無理矢理セットにした様な商品です。親機はコードレス子機の下にある充電台兼用の小型のもので、コードレス子機を使用しなければ電話をかける事はできません。一般的なG3アナログファックスの送受信も可能ではあるのですが、その際にはカラーモニター子機という名のタブレット端末を必要とし、印刷はカラーモニタ子機からプリンタを介して行います。カラーモニター子機は単なるAndroid2.3搭載のタブレット端末でIEEE802.11b/g/nに対応した無線LAN経由でインターネット接続が可能です。ただし、無線LANとインターネット接続は、別途機材をそろえる必要があります。最近の電話機なので、ダイアルアップ接続の機能はないのです。こればかりは、サポートしているプロバイダも減っているので、やむを得ない事と思います。うたわれている多くの機能は電話機単独の機能とは関係なく、Android端末単独の機能になり、必然的に無線LAN環境の整備も要求されます。2013年2月からの販売が予定されていますが、Lモードの悲劇を繰り返さないといいと思います。
参照:ホームスマートフォン「VS-HSP200S」
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