木曜日, 8月 28, 2014

【SouthChinaMorningPOST】高速潜水艦は上海からサンフランシスコまで100分で行けるのか?

South China Morning POST紙が上海とロサンジェルスを100分で結ぶ高速潜水艦の技術が研究中であると報じています。水中での抵抗低減の方法にスーパーキャビテーションと言う技術があります。簡単に言えば、先端から泡を船体にそって纏わせる事で、水による抵抗を減らすと言う技術です。架空戦記等に出てきそうですが、実は軍事的には実用化されています。前世紀末頃に旧ソ連が開発したVA-111 シクヴァルロケット魚雷がそれで、最高速200ノットを誇る高速魚雷です。まぁ、各国ともに開発が進んでいるんでしょうが、中国ではこのシクヴァルの40発を非公式に入手したと言う情報もあります。この技術をもとにして、2001年にはキャリフォルニア工科大学が「最高速5800km/h、上海−ロサンジェルス間の時間がわずかに100分」と言う報告書を出しているそうです。研究中と言われるのは、このスーパーキャビテーション技術を応用した技術についてで、高速の潜水艦への応用を目的としたモノです。まぁ、軍事転用は目に見えていますけど。推力やエンジン、方向制御等は誰が考えても、現在の技術では困難な話でして、だいぶ時間はかかるんじゃないかと。シクヴァルにしても、キャビテーション源と動力を兼ねる液体燃料ロケットを採用し、方向制御はベクターすらすととしていたからできた様なもので、それでも航続距離は初期の2kmから派生型の13km程度。太平洋横断など夢のまた夢です。どのような結果になるかはわかりませんが、無事に研究が達せられるといいのですが。今の中国は、かなり怪しい状況になってますしね。
参照:Shanghai to San Francisco in 100 minutes by Chinese supersonic submarine

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