サーモス社から、Bluetooth接続のワイヤレススピーカー「VECLOS」が発表されています。サーモス社とはあまり聞かない名前ですが、元々が真空断熱式の保温容器の製造販売を行っているメーカーで、実は家電領域への初参入の製品になります。ご存知の通り、音波は空気中の振動として伝わりますから、従来はエンクロージャを振動の影響を受けない様に重くし、内部に吸音材を詰め込んだりして、余計な振動によるノイズの発生を抑えていた訳です。ところが、真空中では音波は伝わりませんから、余計な振動も発生しない事になります。それを応用したのがVECROSシリーズで、世界初の高真空二重構造のエンクロージャを持ちます。非常に乱暴に言えば、真空断熱の水筒にスピーカーを納めた製品と言えます。ただし、そのままではエンクロージャそのものが振動する事までは防げませんので、その部分には先駆者であるパイオニア社の協力があった様です。接続はBluetooth3.0で、対応プロファイルはA2DP/AVRCP。サウンドコーデックは、残念ながら標準のSBCのみ。モノラル/ステレオの両タイプの製品が用意され、ステレオモデルはモノラルモデル2台を有線接続した様な形式です。3月6日からの販売が予定されています。
参照:VECLOS®(ヴェクロス®)真空ワイヤレスポータブルスピーカー「SSA-40M/SSA-40S」
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