日曜日, 8月 09, 2015

【AerovelCo】テイルシッタータイプのUAV

AerovelCoチャンネルで、ユニークなUAVが公開されていました。Flexrotorがそれで、同社初の商業用の製品になる予定だそうです。トマホークミサイルを彷彿させる全体像で、機首には不相応に大型のプロペラが取り付けられており、これを利用した垂直離着陸が可能になっています。通常はトルク打ち消しの為に二重反転プロペラとなっているはずですが、その代わりに水平尾翼の一方がなくなっており、垂直尾翼が機体の上下に伸びているのが特徴です。離発着の際には尾翼部分が4分割され、それを脚とします。いわゆるテイルシッタータイプですな。同種の形状ではXFY-1POGOが有名ですが、あちらは二重反転プロペラ+デルタ翼でしたから、かなり違いますけど。意外な程に簡単に、垂直発進から水平飛行への移行が可能で、機首には全方位に向けられるカメラが組み込まれています。燃料を食ったとしても、垂直のホバリング状態での観察が可能な為、偵察任務に関してはかなり期待が出来ます。米海軍向けと言う事ならば、省スペースと長時間監視の用途はあると思いますので、採用されればそれなりの数が出るでしょう。飛行時間も丸一日が可能な様ですから、監視用途としてはかなり有望ではないかと。

参照:Flexrotor Galatea tries a pan-over-tilt nose above the Columbia River

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