ソニーからリニアPCMの高音質録音機がリリースされています。PCM-D50は従来から販売されていた上位機種のPCM-D1に取って代わる商品ではなさそうですが、マーケットを広げるために投入される様です。はいえ、ベースになるのはPCM-D1の機能になり、大きな違いは以下の様になります。
- 集音マイクが可動式になった
- リニアPCM 96KHz/24bitサンプリング
- 4GBのフラッシュメモリ及びメモリスティックPro-HGDuoスロット搭載
- 低ノイズ/省電力設計
マイクが可動式になった事で、周囲の状況に応じた集音が可能になります。ただし、これは音源の位置等による調整が不可欠になりますので、慣れないと難しいでしょう。96KHz/24bitサンプリングで高音質化と言う事ですが、これはWAVフォーマットの時の話で、再生対応のMP3ではこれを生かせません。MP3フォーマットは再生できる程度に考えた方がいいでしょうが、よけいな機能と言えます。本体内には4GBのメモリが搭載されていますので、それだけでも公称115分の記録が可能ですが、メモリスティックPro-HGDuoスロットに最大4GBまで搭載できますので、トータルで230分の記録が可能となります。付属のアルカリ電池では、モニタ有りでも12時間稼働する事になっていますので、これ位は問題ないでしょう。USBマスストレージクラスに対応しているので、Windows/MacOSXいずれでもUSB2.0接続でデータの転送が可能です。オンラインでの販売予想価格は、本体のみ6万円前後としています。
なんだか、無駄な機能が多い様な気もしますが、マニア層でない層に向けてはこういう事が必要なのでしょうかね。
参照:
ポータブル リニアPCMレコーダーPCM-D50
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