Raytheon社の公式アカウントから、早期警戒システムであるJLENSについて、新しい紹介動画がyouTubeにアップされています。この早期警戒システムは、以前にも紹介しましたが、比較的ローコストで24時間365日の空中監視が可能なシステムで、その中核をなすのは無人の気球です。これにより、従来の有人早期警戒機では得られない24時間365日の警戒が可能になり、より遠距離での検出が可能になっています。動画によれば、その検出可能距離は半径550km。下面の巨大な突起物はレドームになります。ただ、素人目にも二つや三つの問題点がわかるので、それをどう解決していくかが問題かもしれません。例えば、警戒機そのものが気球のため、運用が天候に左右されやすいこと。高空に上がれば、問題はないのでしょうが。また、同じ理由で、敵機の直接攻撃には脆弱である事。地上からの攻撃は、十分な高度に達しているために起こりえません。地上基地以外での運用が困難である事等は、十分に問題になります。別の見方をすれば、これらが問題にならない様なところで運用する事が前提なのかもしれません。確か、アフガニスタンでの運用実験が行われるんじゃなかったかな?日本周辺の尖閣諸島や竹島等では、運用が難しいのは間違いないです。
参照:JLENS: The Future of Defense
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