韓国サムスン社から、超高速のSSDが発表されています。MLC搭載の製品ですが,読み込み速度は220MB/Sec、書き込み速度でも200MB/Secと言う,およそMLC搭載機とは思えないスピードを提示しています。新開発の40nmプロセスを用いて製造されるNANDフラッシュメモリは,独自開発のコントローラによって複数のチップに同時並列的にアクセス可能になっていると考えられ,結果的に高速になっているのではないかと思われます,もちろん,間にバッファRAMが搭載されている可能性は否定しきれませんが。このくらいの読み書きの速度になると,SLCである必要性はほとんどないですね。ただし,細かな数字上で言えば,2.5"/7200rpmのHDDに比べて10倍速いと言うのは眉唾で,せいぜい5400rpmのドライブに比べて5倍程度の速度と言っていいでしょう。まぁ,早い事は早いんですが。SSD自体は9.5mm厚程度の様ですから,従来のドライブをそのままリプレースが可能です。
販売価格がどのくらいになるかは分かりませんが,しばらくはコンシューマレベルで手出しのできない金額であるのは間違いないでしょう。こうなると,現在トップスピードであったインテル社のSLCモデルがどう動くかが気になるところです。
参照:Samsung Now Producing 256GB Solid State Drive
0 件のコメント:
コメントを投稿