JVCから業務用ではありますが、スピーカー一体型のアンプ「NC-SP1」が発表されています。USBでPCと接続され、PCからはサウンドデバイスとして認識されます。対応OSはWindows XP/Vista/7,MacOSX10.4以降ですが、これ以外のシステムでも使用可能かもしれません。サイズ的にはスタンド収納時で300mm(W)×186mm(H)×34mm(D)と、A4版に近いサイズになっています。音声系のコントロールは上面に集中しており、プレゼンテーション時でも操作するのが楽になります。スピーカーはJVC独自のDDスピーカーを採用しており、アンプはJVC独自のD級デジタルアンプであるDEUSを搭載。実用出力は7W+7Wですが、瞬間出力は12W+12Wになるそうです。実は、ここにマジックがあるのですが、このアンプ内蔵型スピーカーの電源はUSBバスパワーです。専用ケーブルを使用とありますが、USBバスパワーの定格出力で2.5Wしかありません。二股ケーブルを使用するにしてもトータル5W。如何に高効率のデジタルアンプを使用しているとは言っても、入力電力以上に出力があるとは思えません。ここに入って来るのが、特許出願中の音声信号処理回路です。説明を読む限りは、ここで電力の蓄積と出力の調整を行なっている様に見えます。つまり、7Wずつの出力は、USBバスパワー+蓄積電力の最大値ではないかと思われるのです。ちょっと面白い方式で出力を稼いでいる様な気がします。なお、販売は3月下旬からで、オープンプライスになっています。
参照:業務用アンプ一体型フラットスピーカー「NC-SP1」
0 件のコメント:
コメントを投稿