このモノクロームの渋い画像は、MB&F社の手によるHM4 THUNDERBOLTという腕時計の画像です。名称からすると、A-10 Thunderbolt IIがイメージされている様にも思えますが、実際双発のエンジンがイメージされているのは事実でして、開発時には頭の隅にイメージがあったのかと。こういうメタリックな感じの腕時計は、妙にカッチョいいので好きです。めったやたらにごっつい感じがありますが、サイズは54mm (W)x 52mm(L)x 24mm(H)と、単体の腕時計としては比較的大きい部類に属します。時計としてみると、一般的な腕時計の文字盤の様にベルトに垂直な方向にあるのではなく、ベルトに並行な方向から見る様になっています。時刻表示は左右2個用意されており、そのデザインはまるでジェットエンジンの様。ちょっと古くさい感じのフォルムですが、滑らかな表面は工場から出荷した直後、これから試運転を行なうかの様です。向かって右側の文字盤は、まるで昔の航空時計の様に見易いもので、この辺りは外装のデザインと合わせている様です。左側にあるのはリザーブパワーをインジケートしています。と言うのは、この時計はクォーツ式ではなく、手巻き式のメカニズムを搭載しているので、何もしていないと切れてしまう訳です。ちなみに、持続時間は最大72時間で、メカニズム部分はMB&F社の100%オリジナルです。調整用のリューズは目立たない様に、文字盤の反対側にあります。つまり、文字盤をエンジンの吸気口とすれば、排気口に当たる部分にアフターバーナーの様に大型のリューズが備えられている訳です。
参照:Horological Machine HM4 Thunderbolt
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