いわゆるソーラープレーンと言う、太陽光で発電した電力を利用した動力を搭載する航空機がある訳ですが、スイスの連邦工科大学ローザンヌ校で開発されているソーラー・インパルス号はそう言ったソーラープレーンの1機体です。エアバスA340に匹敵する程に長大な幅(63.4m)の主翼上面にはソーラーパネルが敷き詰められ、4基のモーターナセルにはそれぞれに10馬力のモーターとリチウム バッテリが内蔵されています。プロペラはそれぞれ2枚で、翼は炭素繊維のハニカムサンドィッチ構造で軽量化と強化が図られています。既に、ソーラーパネルだけによる自力離陸とか、昼間に発電した電力で終夜飛行と言った試験飛行を繰り返してきた訳ですが、最終的には世界一周飛行が計画されています。で、その前の試験として、長距離試験飛行が実行されます。離陸はスイス、目的地は開発グループが招待されて、ソーラー発電所の開発が行われているモロッコになっています。既に飛行は開始されているようで、成功したとしても、現地到着は来週になる予定です。
無事につくといいんですが、さすがに、出力にあまり余裕のないソーラープレーンですし、悪天候で出発が遅れるというのも不安材料ではあります。
参照:Solar Impulse Plane Begins First Transcontinental Flight
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