木曜日, 5月 24, 2012

長期滞在型情報収集機で災害時も安心になる?

ノースロップ・グラマン社で、長期間滞空型の汎用航空機「Long Endurance Multi-Intelligence Vehicle (LEMV)」計画が発表されています。別に空中ホテルが目的と言う訳ではなく、目標の情報を収集するための長期間滞空が求められている訳で、言うなれば長期警戒機とか、情報収集機とでも言うべき代物です。ただし、一般的な航空機ではなく、飛行船という感じではありますが。24時間365日休む事なく情報収集に当たる機体は、地上発射型ミサイルの射程外となる高空を21日間滞空する事ができます。また、米陸軍のユニバーサル地上管制局のDOGS-Aと100%の相互運用性を持ち、各種センサやレーダー等で情報収集を行う事ができます。もちろん、敵地の情報収集等だけではなく、名目上とはいえ大規模災害等の被害地の情報収集も目的の一つとされており、例えば東北関東大震災と同等の大規模災害が発生した場合の情報収集等も可能になると考えられます。少なくとも余震が続く中での情報収集や管制等は難しいので、空中に長期滞在可能な航空機があれば少しはましな事ができるのかもしれません。ただし、任務の性格上、防御兵器の搭載は想定されている様ですが、まだ具体的な所には進んでいない様です。アフガニスタンでの使用が予定されていたそうですが、キャンセルされたとの事で、イラクか北朝鮮辺りの空中にとどまって情報収集に当たる事が想定されているのかもしれません。将来的に、本機を完全無人化した上で、X47等の無人機による護衛なんて言う超長期ミッションも考えられないでもないのですが、まぁ、対戦闘機戦で圧倒できる様な無人戦闘機はないので、夢物語って所なんですが。
参照:Long Endurance Multi-Intelligence Vehicle (LEMV)

0 件のコメント:

Microsoft Public Affiliate Program (JP)(マイクロソフトアフィリエイトプログラム) Microsoft Public Affiliate Program (JP)(マイクロソフトアフィリエイトプログラム)