東大の石川奥研究室で、究極の後出しじゃんけんハンドの新バージョンをリリースしています。これ、実際には横にあるハイスピードカメラの前で人がじゃんけんの手を出している訳で、カメラの画像を高速解析した上で、ロボットハンドに勝つ手を出させていると言う、究極の後出しじゃんけんハンドなのです。撮影から手を形成するまでは20ms程度しかかからないので、一般人の目には後出しとわからないのではないかと。わからなければいかさまではないので、これは勝率100%のじゃんけんマシンな訳です。以前のバージョンでは、人が手を出し終えてから20ms程度の遅れだったために後出しと知れましたが、このバージョンでは人が手を出しつつある段階で解析されているので、ほとんど同時に出すことになります。この石川奥研究室では、ちょっとユニークな発想の研究をまじめにしている様なので、とても楽しそうです。このじゃんけんハンドにしても、ハイスピードカメラによる映像を元にした高速画像解析と、メカニカルハンドの制御という高度な研究の成果をわかりやすくしている訳ですし。
参照:勝率100%のじゃんけんロボット(人間機械協調システムの実現)
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