HGST社から、Heガスを充填した6TBのハードディスク「Ultrastar He6」の出荷がアナウンスされています。Heを充填することで、動作音がドナルドダックの声の様になる訳ではなく、抵抗や熱伝導度が従来の空気を入れたものよりも改善することで、大容量化が実現できています。従来のドライブが5枚プラッタタイプだったのに対して、こちらは7枚プラッタ。その分だけ物理的に記録容量を向上させることができています、また、完全に密封された状態になったため、液体に浸す液冷方式の採用も可能になったことがあげられます。サーバー等を非電導性の液体に浸す液冷方式は、一部のスパコンで採用されたことはありましたが、ハードディスクでこれに対応したと言うのは初めてです。現在、米国で開催中のCloud Expoでデモが行われているそうで、製品の出荷は既に始まっている様です。接続インターフェースはSATA/6Gbps,SAS/6Gbpsで、バッファッメモリは64MB、回転数は7200rpmで従来製品と同等です。それにしても、ついに1ドライブ6TBの世界ですか。
参照:ヘリウムを充填した記憶容量6テラバイトの「Ultrastar He6」の出荷を開始
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