土曜日, 2月 07, 2015

【DARPA】低軌道に小型衛星を投入する為の新システム

YouTubeのDARPAtvの方で、ALASA(Airborne Launch Assist Space Access)のコンセプトビデオが紹介されています。アラサーとは読まないでください。地上発射型のロケットで衛星を打ち上げるのにはコストがかかり、現在は複数の衛星を相乗りで打ち上げる事も多くなっています。ここで困るのが、機密の壁に阻まれた軍事衛星。軍事衛星だけの相乗りはまだしも、民間衛星とは区別しなければなりませんから、必然的に打ち上げコストも上がります。そこからでてきたコンセプトが、この航空機搭載型の衛星打ち上げシステムALASA。多分、低衛星軌道に小型衛星を放り込むのが精一杯だと思うのですが、目一杯まで速度を上げた戦闘機から、高空で専用小型ロケットを発射して軌道投入と言うかなり乱暴な方式です。とは言え、コスト的にはだいぶ下がりますので、DARPAとしてはありがたいと思ってるんじゃないかと。これも一朝一夕で発生した技術ではなく、レーガン元大統領が提唱した、いわゆるスターウォーズ計画の中に似た兵器がありましたから、その頃からの研究の成果ではないかと。もっとも、そちらはミサイル迎撃システムの一環で、航空機発射型の対弾道弾用物理破壊ミサイルだったと記憶しています。形状と言い、配置場所と言い、実はそっくりなんですよ。

参照:ALASA Concept Video

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