現役を引退した航空機はどうなるのかと言うに、多くは解体され、廃棄され、再利用されたりする訳です。とは言うものの、軍事機密の塊なのは事実ですので、極々一部が博物館で展示され、マニアに転売されて今に至る訳です。この転売を行なう会社の一つがPlatinum Fighters Sales社で、現在売り出し中の機体の一つがサーブ社のドラーケンで、販売価格としては$425000が付いています。ドラーケンと言えば、アレっすよ。エリア88で主人公の風間真が搭乗していた事もある機体で、独自のダブルデルタ翼を有する単発機です。もちろん、販売に当たってはミサイルや機関砲は外されているでしょうが、そんなモノはマッコイ爺さんがいれば…。いえいえ、何でもないっす。最高速度でマッハ2を越える戦闘機とは言え、仕様発表からは既に66年、試作機のロールアウトからでも60年にもなるので、現役戦闘機とまともに格闘戦をやるには辛いでしょう。ただ、そのSTOL性能や整備性の高さに付いては評価されています。$400000もの費用をかけてオーバーホールされていると言う事なので、許可さえあれば飛べると言う事じゃないかと思います。単体の費用としてはかなりお安い訳ですが、維持費等を考えると、とてもではありませんが、自分がお金持ちであっても、購入には踏み切れないですね。自衛隊あたりの研究費用で買わんかなぁ。
参照:1964 SAAB DRAKEN s/n 35350 N35350
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