Kickstarterで、ちょっと変わった互換PC「ZX Spectrum Next」が資金調達にあたっています。大元になったのは懐かしのSynclair ZX Spectrumですが、この機能をワンチップのFPGAで実現しており、さらに現代風のインターフェースを付加しているのが特徴です。ビデオインターフェースにはVGA/HDMIの2系統が用意され、外付けキーボードはPS/2。記憶媒体としてSDメモリカードが使用できます。CPUとして実現されているのはZ80Aですが、クロックはオリジナルの3.5MHzに加えて、倍速の7MHzでも動作する事ができます。これだけの機能を付加できただけでもかなり脅威なのですが、日本にもワンチップMSXと言うのがありまして、まったくできないと言う事ではなかったのだと思います。この製品ではもう一段階進んで、Rasberrry Pi Zeroをスレーブユニットとして接続可能で、そちらの機能をフルに利用できると言うのが売りです。つまり、ZXマニアに加えて、新もの好きが多そうなRasberry Piのユーザーまで魅了していると言う訳です。目標金額に対して、2.8倍近い金額を集めていますので、商品化の可能性は高いかと思います。それにしても、最近のFPGAは凄いですね。日本でも、ワンチップMSXをさらに進化させて欲しい所です。
参照:ZX Spectrum Next
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