富士通から、SAS対応のエンタープライズ向けHDDのシリーズが一新され、新製品が発表されています。回転数約1万の「MBD2 RC」シリーズと1万5千回転の「MBE2 RC」シリーズがそれで、SATAIIの3Gbpsよりも高速な6GbpsのSASに対応しています。「MBD2 RC」シリーズは容量147GB/300GB、アイドル時の消費電力は3.2W/3.4Wと、3.5"に比べると圧倒的に少なくなっています。一方で「MBE2 RC」シリーズは73.5GB/147GBが用意され、アイドル時の消費電力は3.9/4.1Wになっています。回転数の分だけ、消費電力が増えているような感じがあります。バッファメモリは16MBで共通、ただし、高さが15mmなので、一般的なノートPCに入れる事はできません。主たる用途については常時稼働させるサーバやストレージと言う事で、スリープを多用させるような一般的な用途には向かないと思われます。「MBD2 RC」シリーズは2009年1-3月期よりの出荷、「MBE2 RC」シリーズは2009年4-6月期よりの出荷が予定されています。ホームサーバで、3.5"だと妙に発熱が多いが、2.5"だと転送速度等の問題があると不満を漏らしている方ならば、これに切り替える価値はありますが。早急に切り替えるようなものではないですね。
参照:エンタープライズ向けHDDのラインナップを一新
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