日曜日, 4月 01, 2012

ハードウェア暗号化の機能のみを抽出しました

Adonics社から、AES256bit暗号化対応のユニット「CipherUSB」が発表されています。本機をPC/MacのUSB2.0/3.0ポートに接続し、ハードウェア暗号化非対応のハードディスクまたはフラッシュメモリをこのデバイスに接続します。PC/Macから見たときには、このデバイスとハードディスク/フラッシュメモリで、一つの暗号化機能付きハードディスク/フラッシュメモリに見える訳です。一般的にはハードウェア暗号化非対応のハードディスク/フラッシュメモリの方が多い訳で、あとから機能を追加しようとしてもできない訳です。いきおい、暗号化をするにはソフトウェアに頼らざるを得ず、転送速度も遅めになります。このデバイスはハードウェア暗号化を行うため、転送速度の低下を最小限にとどめる事ができる訳です。難を言えば、ハードディスクとの接続がUSB2.0になるため、ハードウェア暗号化機能付きハードディスクに比べると少々スピードが落ちる事でしょうか。ただ、こちらの場合には非対応のハードディスクが使える汎用性が売りなので、やむを得ない事かなと思います。逆に言えば、これがなくなると暗号化されたファイルを復旧させる事ができなくなる訳ですが。オンラインでの販売価格は$29.95。意外とお買い得です。
参照:CipherUSB

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