水曜日, 10月 26, 2016

【DARPA】パラセール方式の空中レーダーとは?

DARPAの対潜水艦戦用無人艦のACTUVは既報ですが、これを利用したTALONS( Towed Airborne Lift of Naval Systems)の実証実験がおこなされたそうです。このシステムはパラセール型のレーダーとでも言えばいいのかも知れませんが、ACTUV上に折り畳まれて収納され、必要に応じて展開し、空中に曳航されます。目的が達成されれば引き戻されて、自動的に収納される様ですので、使い捨て兵器と言う訳ではなさそうです。自動化されていると言うのが気もでもありまして、無人艦でも運用が可能と言う事でもあります。もちろん、レーダーとしては高い所にある程に探知範囲が広がる訳で、実際、このTALONSは海面から150m〜450m程度の空中に浮き上がり、海面上におかれたレーダーに比べて500%の探知範囲の拡大に成功したとされています。この方式ならば、索敵範囲の拡大とコストダウンの両方が同時に見込めそうです。また、作戦投入時には人的被害も少なくて済む事が期待され、いい事尽くめの様に見えますが、根本的に無人艦に曳航されるパラセールなので、天候等に左右され易いのが最大の問題になるんじゃないかと。それにしても、いろいろとよく考えるものですねぇ。

参照:ACTUV Unmanned Vessel Helps TALONS Take Flight in Successful Joint Test

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