YouTubeのDB Bladesチャンネルに上がっていた動画なのですが、ちょっと恐ろしい映像になっています。映像そのものはハンドメイドのナイフの製作行程なのですが、素材になったのが25mm厚のチタン合金の無垢材です。チタン合金の厚板というよりは、チタン合金の塊からナイフを削り出している様なものです。厚みが25mmと言うのであれば、それだけで切断や切削等に関わる苦労は別格ですが、それがチタン合金の塊とくれば、加工も桁違いに難しくなる訳です。それをやっちゃったのが、この動画になります。いや、コミックス版「花の慶次」で、慶次が奇染屋に注文した厚重ね南蛮鉄の短刀と言うのがあったら、これがもっとも近いんじゃないかと思えます。峰の部分を見れば一目瞭然ですが、最厚部が25mm程と言うのはほぼ間違いなく、ちょっと搾られている峰側でも20mm近くはありそうです。刃の角度はだいぶ緩めで、ナイフと言うよりは、やはり鉈に近い感じがします。重量もかなり重そうで、実用と言うにはほど遠いんじゃないかと思われます。まぁ、斬ると言うよりは切断するという感じでしょうか。そう言う意味では、中華包丁っぽいのかも知れません。ちょっと長い動画ですが、ついつい魅入ってしまいました。
参照:Knife making - 25mm thick titanium fixed blade
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